水産庁が公表した令和6年度(2024年度)の資料では、届出対象となる陸上養殖業から報告されたクビレズタ(海ぶどう)の出荷数量は460.4トンです[1]。ただし、これは全国で生産された海ぶどうのすべてを合計した数字ではありません。対象となる陸上養殖業の範囲を理解して読む必要があります。
海ぶどうの生産量を調べるときは、数字だけでなく、統計の対象、年度、数量の種類(生産量・出荷数量)を確認しましょう。
- 令和6年度に報告されたクビレズタ(海ぶどう)の出荷数量は460.4トン[1]。
- この数値は届出対象の陸上養殖業に関するもので、全国すべての海ぶどう生産量を表すものではありません[1]。
- 対象外の陸上養殖や海面養殖を含めた総量は、この資料だけでは分かりません。
令和6年度の出荷数量460.4トンが示す範囲
水産庁の「令和6年度 陸上養殖業の出荷数量について」では、藻類の内訳としてクビレズタ(海ぶどう)が460.4トンと報告されています。前年度(令和5年度)は535.8トンでした。資料全体では、令和6年度に報告された陸上養殖業の合計出荷数量は6,907トンです[1]。
これは内水面漁業の振興に関する法律第29条第1項に基づき報告された情報を水産庁が集計したものです[1]。資料は、古くから河川・川沿いなどで営まれている陸上養殖と、養殖に大臣許可が必要なうなぎ養殖を除くと明記しています。したがって、460.4トンはこの届出・報告対象に含まれる陸上養殖業のクビレズタの出荷数量であり、海面養殖や対象外の生産を含めた全国総生産量とは言えません[1]。
「出荷数量」は出荷された量を集計したもので、養殖場で生産された全量や消費量と同じ意味ではありません。公表値は表示単位未満を四捨五入しているため、内訳の合計と一致しない場合があります[1]。
農林水産省の統計から探す
農林水産省のページ名は「海面漁業生産統計調査」で、公表される統計は「漁業・養殖業生産統計」です[2]。
- 令和7年分の第1報は、令和8年5月29日に公表されています[2]。
- 第1報は調査年の翌年5月末ごろに概数を、確報は翌々年の2月ごろに確定値を公表する、と調査の概要に記載されています[3]。
- 年ごとの統計表は、政府統計の総合窓口「e-Stat」で公開されています[2]。
海面養殖業の区分には「その他の海藻類養殖」がありますが、このページには「海ぶどう」という品目名の記載はありません[3]。海ぶどうが統計表で独立した欄になっているかは、本稿では確認できていません。e-Statの統計表で品目欄を直接確かめてください。
沖縄県の資料から探す
沖縄県公式サイトの「沖縄の水産関係統計資料」に、県の水産業資料へのリンクがまとまっています[4]。「沖縄の農林水産業」(令和7年3月版)には水産業の章(P.52〜P.58)があります[5]。本稿では該当PDF本文を確認できていないため、海ぶどうの記載の有無は断定しません。
数字を読むときの注意
- 「いつ時点の数字か」を確認します。同じ年でも第1報(概数)と確報(確定値)で数字が変わる可能性があります[3]。
- 「生産量」(重さ)と「産出額」(金額)は別の数字です。
- 養殖の統計と、天然のものの採取量は別に扱います。
- 発表元と公表日が分からない数字は、出典を確認してから利用します。
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海ぶどうの特徴や養殖環境については、海ぶどうがプチプチする理由もご覧ください。記事の出荷数量と「海ぶどう全体の生産量」を混同しないよう、対象範囲を意識することが大切です。
まとめ
- 水産庁資料では、令和6年度に届出対象の陸上養殖業から報告されたクビレズタの出荷数量は460.4トンです。
- これは全国のすべての海ぶどう生産量ではなく、法令に基づき報告された対象範囲の数量です。
- 全体像を調べる際は、陸上養殖と海面養殖の統計を区別し、年度・対象範囲・出荷数量か生産量かを確かめましょう。
記者:海ぶどう研究所編集部
執筆主体:編集部(AI補助を使用)
編集:海ぶどう研究所
運営:合同会社南国マーケット
※アイキャッチ画像はAI生成のイラストです。
出典一覧
- 水産庁「令和6年度 陸上養殖業の出荷数量について」(2026年1月6日公表、クビレズタ460.4トン、対象と除外範囲)
- 農林水産省「海面漁業生産統計調査」(統計表・公表日)
- 農林水産省「海面漁業生産統計調査の概要」(第1報・確報、公表時期と調査区分)
- 沖縄県「沖縄の水産関係統計資料」(統計資料の入口)
- 沖縄県「沖縄の農林水産業」(令和7年3月)(水産業の章の所在。PDF本文未確認)
